お酒と歯周病リスク
2017年08月07日
こんにちは、今日はお酒と歯周病のリスクについてお話させていただきます。
お酒を飲むと、顔が赤くなり頻脈と動悸が起こり、ときに頭痛、発汗、めまい、眠気などが起こる方がいます。
これはアルコールが分解されてできるアセトアルデヒドの毒性によるものです。
アセトアルデヒドの分解能力が低い人はこのような症状がでやすいのです。この分解能力は分解を助ける酵素の活性の高低により決まります。
アセトアルデヒドを分解する酵素はアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)と呼ばれ、その中の1つ、ALDH2の酵素活性には個人差が非常に大きいこと、酵素活性は遺伝的に決まっていることがわかっています。
それほどお酒が強くない人は、毎日33ml以上のアルコールを飲むと4.28倍も歯周病になりやすくなるそうです。お酒を飲んで顔が赤くなる人は歯周病に注意が必要です。
天野敦雄先生の「21世紀のペリオドントロジ―ダイジェスト」を参照させて頂きました。