歯石と歯垢
2023年02月03日
歯垢(プラーク)は、歯の表面や歯と歯茎の境目、歯と歯の間に付着している白くてネバネバしている細菌の塊をいいます。磨きにくい場所や汚れが溜まりがちな場所(歯と歯の間、奥歯の噛み合わせの部分、歯と歯茎の境目、抜けた歯のまわり、歯と歯が重なった部分)などは歯垢がつきやすいため、丁寧なブラッシングやデンタルフロス・歯間ブラシを使用する必要があります。
デンタルグッズの中には殺菌成分や歯垢分解作用を持つ酵素が入っているマウスウォッシュがありますが、マウスウォッシュによるブクブクうがいだけでは歯垢を落とすことはできません。補助的に使う分には効果的ですので、口臭が気になる方や、よりスッキリ感を味わいたい方は併用するとよいでしょう。
歯石(しせき)は歯垢が唾液中のカルシウムやリンと結びついて、石灰化した塊のことをいいます。歯石の表面はざらついているため、歯垢が付着しやすくなります。更に歯石は歯周病、虫歯、口臭の原因にもなります。歯石はその名前の通り石のように硬いため、一旦歯に付いてしまうと歯磨きでは取り除くことができません。そのため歯石が出来たら、歯科医院で取り除いてもらわなければなりません。定期検診で歯石を除去し、歯周病の発症を予防しましょう。