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歯周病と認知症

2020年11月13日

 

 

 

 

 

みなさんこんにちは。すっかり季節も秋となり日中の気温もぐんと下がってきましたね。

体調などは崩されていませんか。

 

最近、歯周病と認知症の関係について話題になっています。

歯周病菌が脳に与える影響とはどのようなものでしょうか。

歯周病というのは、歯周病菌が原因で起こる感染症です。大きな痛みがないので発見が遅れ、気づいた時にはかなり進行した状態になっていることも珍しいことではありません。

この歯周病の原因菌である歯周病菌がエンドトキシンという毒素を産生し、その毒素が血流にのって全身を巡って脳に届くと、脳の中で炎症が起きて炎症性サイトカインが増加します。サイトカインの増加はアミロイドβという異常たんぱく質を増加させます。このアミロイドβは脳に沈着すると脳の神経細胞を徐々に破壊し、認知機能や学習能力が低下すると考えられています。

また近年の研究結果からも歯周病原因菌が全身に感染すると、歯茎などの炎症組織でアミロイドβが誘発され、アミロイドβが脳内に取り込まれることが判明しました。

このことから歯周病はアルツハイマー型認知症の発症・進行を促進させることがわかります。発症・進行を遅らせるには歯周病の予防や治療が重要になるといえます。

歯周病の予防は歯科医院で定期的に検診を受けること、毎日のブラッシングなどのセルフケアで維持することが大切です。歯科医院の検診を受けることで自覚症状の少ない歯周病を発見でき、歯周病になりにくい環境を整えてセルフケアのアドバイスなども行います。口腔内のことでお悩みのことがありましたら、是非一度当院へご来院ください。

 

 

(九州大学HP研究成果「歯周病菌感染は全身の脳老人斑成分を脳内輸入させる」・

日本口腔保健協会 健康情報 参照)

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