暑さも落ち着いて
2017年09月20日
みなさま、こんにちは。秋らしい気候になり、朝晩はずいぶん涼しくなってきましたね。
この季節になると、旬の美味しいものを食べることが増えてくると思います。
そこで今日は噛むことの重要性についてお話させて頂きます。
手や指の運動が脳の機能低下を防ぐのに効果があるということはご存知だと思いますが、噛むことによる脳の活性化はそれ以上であるということが分かっています。
幼稚園児から大学生を対象に一日3回、10~15分間ガムを噛んでもらい、テストを受けてもらうと成績が上がるという実験結果もあるほどなのです。
またよく噛むことは心身のリラックス作用も引き出します。
美味しいものを食べることにより脳が安心感を覚え、お腹が満たされる喜びや満足を感じます。すると人を心地よくさせるエンドルフィンという脳内物質が分泌され、リラックスに繋がります。
野球選手が試合中にガムを噛んでいるのを見たことがあると思いますが、これは噛むという行為が脳のα波を増加させ、ストレスの軽減、緊張を和らげる効果もあるのです。
他にもよく噛むことで、肥満防止や糖尿病・骨粗しょう症の予防、免疫力や運動能力を上げるなどの効果ももたらされます。
また唾液の分泌が促され、歯に付着している細菌が洗い流され虫歯や歯周病の予防にも繋がります。
しかし歯が無いと食べ物を噛むということは難しいですね。
当院では患者様が美味しいお食事ができるようにサポートさせていただきます。
お口の中のお悩みがあれば気軽にお聞かせください。