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だ液は体を守るバリア

2018年02月28日

今年はインフルエンザが大流行をし、体調を崩された方も多いと思います。

口は直接外界と繋がっており、常に細菌や乾燥にさらされおります。いわばお口は外界と戦う最前線基地のようなものです。

実は、お口の中の唾液が体内に侵入しようとする細菌に重要な役割を担っていることをご存知ですか?

➀細菌の繁殖を防ぐ

唾液には様々な抗菌因子が含まれています。

その抗菌因子が細菌の持っている毒性物質を低下させ、増殖するのを防ぎます。

昔から「ちょっとした怪我なら傷を舐めておけば治る」と言ったりしますが、これは唾液のそのような役割からきたものと思われます。

②だ液の種類とその働き

唾液にはサラサラ唾液(漿液性だ液)とネバネバ唾液(粘液性だ液)の2種類があり、それぞれ異なった成分と役割を持っています。サラサラ唾液に唾液アミラーゼ(プチアリン)といわれる消化酵素が多く含まれていて、食事のときに食べ物を柔らかくし、湿らせて飲みこみやすくする役割があります。

ネバネバ唾液は、緊張している時やイライラしている時に分泌されやすく、強いストレスを感じた時に、口の中がネバつくのはこのためです。

しかしこのネバネバ成分は、細菌をからめとり、体内へ侵入することを防ぎ、さらにお口の中の粘膜を守る働きもあります。

他にも食べ物の味を感じやすくしたり、食後、酸性になったお口の中の状態を、中性に戻すことで、虫歯になるのを防いだりする良い働きもあります。

また唾液は糖尿病などの病気や、口呼吸、ストレス、お薬の副作用、お口の中に汚れがたまっている事などが原因で分泌量が少なくなることがあります。

唾液の量が少なくなると、虫歯や歯肉炎にかかりやすくなったり、食べ物が飲みこみにくい、味が分かりにくい、口の中が乾きやすく口内炎ができやすい、などいろいろと問題がおこってきます。

気分をリラックスさせたり、唾液腺のマッサージを行って唾液の分泌を促すのも良い方法です。

出典:8020推進財団(公益財団法人)

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