歯と歯の間のお手入れがなぜ大切なのか?
2019年01月25日
皆様こんにちは。
食事をした後は歯と歯の間に食べ物が挟まって気になることはありませんか?
感覚がなくても、結構、歯と歯の間には物が詰まっていることが多いのです。
丁寧に歯磨きをしても、歯ブラシだけのブラッシングでは、歯と歯の間には、4割もの磨き残しがあると言われています。その磨き残しを、皆様はどのようにして清掃しているのでしょうか?
「歯周病」という言葉を、聞いたことがあると思います。歯周病には、40歳を過ぎると約8割の人が罹患していると言われており、口腔内にいる歯周病菌が出す毒素によって、歯の周囲組織が破壊され、歯肉の出血、腫れ、排膿、歯の周囲骨の破壊など様々な悪い状態を引き起こします。放置すると、気づいた時には、多くの歯を抜かなければならないということにもなりかねません。
それだけでなく、歯周病菌は、血液によって全身に運ばれ、脳梗塞や糖尿病、動脈硬化や心疾患などの全身疾患の誘因ともなるのです。
その歯周病の原因となる菌は、主に、歯や歯肉に付着したプラーク(歯垢)や、歯石、歯の周囲にある歯周ポケットと言われる溝の中にたくさんいます。歯と歯の間の、磨き残された汚れの中にも、たくさんの歯周病菌が残っています。
それで、できるだけ、歯周病の原因となる歯周病菌を減らすために、歯ブラシだけでなく、歯と歯の間を磨く、「歯間ブラシ」や、歯周ポケットの中を清掃する「デンタルフロス」を併用して、細かなところまで、丁寧に、歯磨きをする必要があるのです。
ドラックストアでも、歯間ブラシやデンタルフロスは、数多く販売されており、一体どれを使ったらいいかわからない方も多いと思います。一人一人のお口に合った清掃道具を使うためにも、また、歯周病のチェックをしてもらうためにも、ぜひ、一度歯科医院で診てもらうことをお勧めします。