要介護者の口腔ケア
2019年02月27日
こんにちは。寒さも少し落ち着いてきましたが、寒い日もあります。体調を崩されていませんか?
空気が乾燥をしてくると、ウイルスが繁殖し、体内にも侵入しやすくなります。
マスクや加湿器の使用などで、予防を心掛けましょう。
日本は今、超高齢化社会を迎え、急増する要介護者の生活支援が課題となっております。
歯科の分野におきましても、要介護者の口腔ケアを行うことは、大変重要で、虫歯や歯周病の予防
になるだけではなく、口腔細菌を減らすことにより、誤嚥性肺炎や敗血症、感染性心内膜炎、
日和見感染症などの予防にもなります。
ただ、毎日、要介護者の口腔ケアを歯科医師や歯科衛生士などに依頼するのは難しいし、
あまり手間のかかるやり方では、介護者の負担になります。
簡単で効果的に行うことができれば、長続きにもつながります。そこで、できるだけ
簡単に行える方法を医師薬出版の「5分でできる口腔ケア」からご紹介させていただきます。
①口腔粘膜や歯ぐきの汚れを、うがい薬を浸漬した口腔ケアスポンジを使ってきれいに
取り除きます。(1分)
②舌についた舌苔を、柔らかいブラシや舌ブラシで清掃します。
奥から手前に10回位軽く擦ります。(30秒)
③電動ブラシを利用して歯面を清掃します。
④最後に可能なら、うがいをして、細菌や汚れを口腔外に排出します。(1分)
1日1回5分、まずはこれを実践すると、ずいぶんと口腔内が清潔になり、お口の中が
さっぱりとして、気分がすっきりします。歯茎のマッサージにもなりますので、血行も良くなるなど、
良いことが沢山あります。