飲酒と歯周病の関係
2019年03月06日
こんにちは!日中は暖かい日もあり、春もすぐそこまできていますね!
当院の梅の花も、美しく花を咲かせています。
今日は、飲酒と歯周病についてお話します。
お酒を飲むと、顔が赤くなり頻脈と動悸が起こり、ときには頭痛、発汗、めまい、眠気などが
起こります。これは、アルコールが分解されてできるアセトアルデヒドの毒性によるものだそうです。
アセトアルデヒドの分解能力が低い人は、このような症状がでやすいそうです。
この分解能力は、分解を助ける酵素の活性の高低により決まり、個人差が非常に大きく、
遺伝的に決まることが分かっているそうです。
大きくタイプ別に分けると、お酒に強い活性型、すぐ顔が赤くなる不活性型、
アルコールを受け付けない失活型。
活性型の人は、アルコールを毎日飲んでも飲まなくても、歯周病発症へのリスクに差はなく、
飲酒は歯周病の危険因子ではないそうです。
一方、不活性型の人は、33ml以上のアルコールを毎日飲むと4.28倍も歯周病になりやすく
なるそうです。お酒で顔が赤くなるかどうかも歯周病リスク検査のひとつと言われています。
※(本)ペリオドントロジ―ダイジェストより