「歯ぎしり」や「くいしばり」
2019年05月28日
だんだん気温が上がり、お昼は汗ばむくらいになっております。
夜は寒い日もありますので、体調管理にお気を付けください。
今日はナイトガード(マウスピース)についてお話をします。
夕方や起床時に、顎がだるく感じることはありませんか?
それは無意識のうちに歯ぎしりや、くいしばりをしているからかもしれません。
人間の咬む力は、個人差はありますが、奥の大臼歯だと60~70kgほどと、とても強い力がかかっています。
一日のうち意識して上下の歯を咬みあわせる時間は15~20分程度と言われていますが、睡眠中にも同じように「歯ぎしり」や「くいしばり」が行われています。
必要以上に過度な力がかかり、歯や顎関節に負荷をかけることは、様々な問題を引き起こす誘引になります。
●天然歯やかぶせ物がすり減ったり、欠けたり、割れる。
●咬み合わせが変わる。
●歯の動揺が起こり、重度の歯周病を引き起こす原因になる。
●顎関節症を引き起こす。
●歯の根元部分が欠け、冷たい物がしみる知覚過敏を引き起こす。
●頬の筋肉が発達して、顔貌が変化する。
●頭痛、耳痛、肩こりの原因になる。
●睡眠障害を引き起こす。
歯ぎしりやくいしばりの対策としては、普段からくいしばらないように意識することですが、睡眠中などの無意識下においては、お口の中に入れて咬む力を緩衝させる「ナイトガード(マウスピース)」が効果があります。
当院では、厚さや硬さなど、個人に合ったナイトガードを相談してお作りすることができます。
気になる方はお声かけ下さい。