どうすれば歯周病は改善するのか…
2020年02月15日
みなさま、こんにちは!最近、新型コロナウィルスが世界中でニュースになっていますが、インフルエンザも流行しています。手洗い、うがい、マスクを着用し、アルコール消毒で予防をしましょう!
歯周病は、人類最大の感染症です。日本においても成人の8割は歯周病菌に感染していると言われています。
歯周病菌は、バイオフィルム(歯面に張り付いた細菌の膜)を形成し、歯ぐきの炎症や歯を支えている歯槽骨の
吸収を引き起こします。また、お口の中だけの問題ではなく糖尿病を悪化させたり、脳梗塞を誘引したり、子宮の異常収縮を引き起こし早産のリスクを高めます。歯周病は全身疾患と密接な関係がある病気です。
歯周病を何もせず放置すると、健康面でも様々な問題が発生します。では、どうすれば歯周病は改善するのか…
それは、まず歯科医院でお口の中の唾液やプラークを採取し、顕微鏡を使って菌の種類や量、活動性などを確認します。菌の量が多く活動性が高い時は、これ以上歯周病菌を増殖させない為に除菌をします。
これにより歯周病菌の栄養源が減少され歯周病菌の繁殖を抑えることができます。
そして、歯周病菌と歯周組織の共生や抵抗関係を回復し、健康な状態を維持していきます。
ご家庭で行えるケアとして、殺菌効果の高い歯磨剤を使用したり、ハブラシの他に歯間ブラシやフロスを併用して歯と歯の間や歯周ポケット内もキレイにていねいにブラッシングをすることが大切です。
歯周病を改善させるには、ご家庭で行うセルフケアの他に歯科医院で行なうプロフェッショナルケアを併用し、継続していくことが必要です。