お口の中の細菌
2020年07月31日
梅雨明けとなり暑い日が続いております。
今年はコロナの影響もあり、マスクをして出かける機会が多いかと思います。
熱中症には十分に気を付けましょう。
口の中にはどれぐらいの細菌がいるか、ご存じでしょうか?
大人の口の中には、300~700種類の細菌が
生息しているといわれています。
歯をよく磨く人で1000~2000億個
あまり磨かない人で4000~6000億個
ほとんど磨かない人で1兆個
これだけの細菌が住み着いています。
母親のお腹の中にいる胎児は無菌状態の羊水の中で成長するので
口の中にも菌はいません。
しかし生まれてからは主に母親や家族からの細菌が新生児の口の中に移って定着します。
母親の口の中に虫歯の原因菌(ミュータンス菌)が多いと子どもも虫歯になりやすいと言われています。
口の中の汚れや細菌は唾液の自浄作用により洗い流されますが
加齢によって唾液の分泌量が減ることで細菌が定着しやすくなります。
口の中の細菌には全身疾患の原因菌も含まれているので免疫力低下とともに増殖し
病気を引き起こすこともあります。
リスクを減らすためにも日頃の口腔ケアをしっかりと行い
また歯科医院での定期検診を受け、お口の中を清潔に保つことが必要です。
(日本訪問歯科協会 今日から始める口腔ケア 参照)