歯周病と喫煙の関係
2020年09月01日
喫煙はなぜ歯周病を悪化させるのでしょうか?
たばこにはたくさんの有害物質(ニコチン・タール・一酸化炭素)が含まれています。
1.ニコチンには強力な血管収縮作用があり、歯茎が炎症を起こしても出血が抑えられて歯周病に気づかないうちに重症化してしまいます。
2.タールは発がん物質です。また、頑固な歯の着色の原因になります。
3.一酸化炭素はニコチンとともに体の免疫力を低下させてしまいます。
喫煙者では血管収縮作用により、歯ぐきの出血や腫れが現れにくいことがあり、発見が遅れる事があります。
禁煙の効果
禁煙することで様々な良い変化がみられます。
1.呼吸が楽になり、咳、痰ががなくなる
2.味覚が戻り、美味しく食事ができる
3.口の中が爽やかになり、口臭がなくなる
4.健康になり、ガンの心配が減る
5.家族や周囲の人が喜んでくれる
喫煙者が禁煙をする事は周囲の人のサポートが必要です。
お口が健康であることは体全体の健康にも大きく関わってきます。
歯周病を重症化させない為にも、定期的な歯科検診を行い、早期発見、早期治療を心がけましょう。