親知らずについて
2022年07月12日
親知らずとは大臼歯(大人の奥歯)の中で最も後ろに位置する歯であり、
第三大臼歯が正式な名称で智歯(ちし)とも呼ばれています。
また、前歯から数えて8番目の永久歯であり、永久歯は通常12歳頃に生えそろいますが
親知らずは10代後半から20代前半に他の歯より遅れて生えてくるのが特徴です。
しかし、もともと親知らずの無い人や生えてくる場所が不足している
あるいは生える方向が通常と異なるために埋まった状態になっていたり
傾いてきちんと生えてこない人もいます。
親知らずは歯肉が部分的に被ったままになることにより不潔になりやすく
歯肉の炎症を起こしやすい状態となってしまいます。
これを智歯周囲炎(ちししゅういえん)と呼びます。
しかし、親知らずだから全て抜くというのではなく、
正常に生えて機能している場合や手前の奥歯などが抜けてしまってない場合などは
その部分を補うためのブリッジや入れ歯の土台に利用できるため残しておいた方が良いこともあります。