むし歯になりにくいおやつの摂取方法
2022年09月24日
おやつの摂取は、摂取量も問題ですが頻度も問題です。通常お口の中は中性に保たれていますが、おやつを食べると、口腔内の細菌が糖分を栄養源として作り出した酸によって、だ液のPHが酸性に傾き、歯の表面のエナメル質からカルシウムやリンなどのミネラル成分が溶け始めてしまいます。これを「歯の脱灰(だっかい)」といいます。しかし、酸性に傾いたお口の中も、食後30分位でだ液の持つ「緩衝能」により中和され、お口の中に溶出されたミネラル成分がエナメル質に戻ってきて歯を修復させます。これを「歯の再石灰化」といいます。お口の中ではこの「脱灰」と「再石灰化」が繰り返されています。おやつを不規則にだらだら食べたり、飲んだりしていると、脱灰の時間が長くなり、再石灰化の時間が十分にとれず、むし歯になりやすくなってしまうのです。
おやつは袋ごと与えたり、ペットボトルやパックごと渡したりせずに、小皿やコップに入れて、時間を決めて食べるようにしましょう!