歯磨き後のうがいは１回？
2023年08月01日
夏に向けて少しずづ暑さが増しています。
季節の変わり目で気温差がありますので、体調を崩されないよう気をつけていきましょう。
虫歯は虫歯の原因となる細菌が食物中の糖分を栄養素として酸を産生し、お口の中のPHが酸性に傾くことにより、歯のエナメル質からカルシウムやリン等のミネラル成分が溶け出して起こります。これを「歯の脱灰（だっかい）」と言います。フッ素（フッ化物）が歯に取り込まれると歯の表面が硬い結晶になり虫歯の原因である酸に対しての抵抗力が強くなります。また脱灰により溶け出したカルシウムやリンが再び歯に取り込まれる「歯の再石灰化」が促進されます。
せっかくフッ素入りの歯磨き剤で歯を磨いても、歯磨きの後に何回もうがいをすればフッ化物が流れてしまい、効果がなくなります。なので、まずは何もつけないでていねいに歯磨きをした後、フッ素入りの歯磨き剤で仕上げ磨きをして、その後少量で水でかるくうがいをし、飲食をしないことにより再石灰化効果が高まります。また歯磨きのあと、フッ素物配合の洗口液でうがいをする事も効果があります。
現在、国内で販売される歯磨き剤は様々で、種類もたくさんあります。どれがいいのか選ぶのも大変かと思います。当院でもたくさん取り扱っていますので、いつでもお声かけ下さい。
