歯周病と喫煙
2018年02月02日
今日は歯周病と深く関わりがある喫煙についてお話します。
歯周病とは、歯を支えている歯周組織に起こる炎症を主要症状とする病気で、
口腔内細菌による混合感染と考えられています。この歯周病の発症と進行には
ブラッシング不良、喫煙、糖尿病、ストレスなどこさまざまな危険因子が関与しています。
その中でも喫煙は最大の危険因子であるそうです。
タバコには三大有害物質(ニコチン、タール、一酸化炭素)をはじめ約200種類もの有害物質が含まれています。
・ニコチンには、強力な血管収縮作用があります。そのため、歯肉に十分な酸素が送られず酸欠状態になります。
また、歯周病の症状である出血が抑えられてしまい歯周病に気付きにくくなってしまいます。
・タールは、歯の表面に黒褐色に沈着し、有名な発がん物質でもあります。
・一酸化炭素はニコチンとともに体の免疫担当細胞の活動を著しく低下させてしまいます。
これらの相乗作用によって歯周病は悪化します。
禁煙は、お口の健康にとって 必要不可欠です。
お口が健康であることは、全身の健康にも大きく関わっており、生活の質の維持と向上に大切です。
当院では、「歯周病除菌プログラム」があり歯周病の治療をすることができます。
気になる方は、一度ご相談下さい。