歯垢と歯石の違い
2018年06月11日
梅雨に入りジメジメとした日が続いております。
晴れの日と雨の日で気温差が大きく、体調を崩しやすい時期です。
体調管理をしっかりして梅雨を乗り切りましょう。
患者様より紫陽花の花をいただきました。
小さな花が一日、一日、見る度に開いていき、癒されます。
今回は歯垢(しこう)と歯石(しせき)の違いについてお話させていただきます。
みなさまはこの違いをご存じでしょうか?
歯垢は食べ物のカスだと思っている人も多いのではないでしょうか?
歯垢は口腔内の生きた細菌の塊です。
生きていますから、口腔内の糖分を栄養として、体内から有害な毒素を出しますし
うんちも排せつします。それらの塊が歯垢です。
歯石は死んだ細菌が石のようにかちかちになって、歯にこびりついた状態です。
表面がガサガサしていますので、そのままにしておくと
そこに、さらに口腔内細菌が付着していきます。
歯垢は歯磨き・歯間ブラシ・フロスなどで除去することが出来ますが
歯石は歯科医院で専用の器具を使用して除去します。
歯石は歯ぐきから上に付着している歯肉縁上歯石と
歯ぐきより下(歯と歯ぐきの間の溝=歯周ポケット)に付着している歯肉縁下歯石があります。
歯肉縁下歯石は目で見えにくい為、気付かないうちに溜まってしまいます。
歯石がついていると歯ぐきが腫れたり、出血したり、口臭がしたりする原因になります。
歯周病も進行させてしまいます。
健康な歯と歯ぐきを保つためには、定期的な歯科医院への受診は必要不可欠です。
歯科医院でプロの手によるメンテナンスを受け、いつまでも美味しくお食事をし
元気に毎日を過ごしましょう。