災害時のお口のケア
2020年05月25日
皆さんこんにちは。災害時の備えとして口腔ケア用品を準備していますか? 食料や水、懐中電灯などは備えていても口腔ケア用品は忘れがちです。新型コロナウイルスの感染が心配され、終息の出口が見えない今こそ、新型コロナウイルスとの複合災害への備えを考えておきましょう。
❑ 災害時の口腔ケアは、お口の健康のためだけではありません。
避難所生活や水不足で口腔ケアが不十分になると、お口の中に細菌が増殖し、身体の健康にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。特に高齢者の方は、誤嚥性肺炎などの呼吸器感染症を引き起こすこともあるので注意が必要です。 お口の中を清潔に保つためにも、歯みがきやうがいなどの口腔ケアを実施しましょう。また、入れ歯の汚れを落とすことも大切です。食後には、できるだけ外して汚れを取りましょう。
❑ 災害時の備えに『液体ハミガキ』と『ハブラシ』を!
殺菌成分のある液体ハミガキは、水が少ない状況でも、お口の中の菌を減らし、スッキリさせることができます。使用方法は、お口に含んで20秒ほどすすいでいきわたらせた後にブラッシングしてください。
❑ ハブラシがない場合は?
避難所生活でハブラシがなくお困りの際には、食後に少量の水やお茶でうがいをします。タオルやティッシュペーパーなどを指に巻いて、ハブラシ代わりに歯の汚れをとるのも効果があります。
食後にキシリトール入りシュガーレスガムを噛むことで、ストレス解消や緊張感の緩和ができ、唾液がたくさん出るので口の中をスッキリさせます。また、うがい薬やマウスウォッシュは、菌が増えることを防ぐことができます。防災グッズの中に一緒に用意しておくと、きっと役立つかもしれません。