味覚障害について
2022年02月12日
コロナウイルス オミクロン株の感染拡大が深刻な状況です。
3年目となり、我慢の限界が来つつありますが
もう一度私達一人ひとりが基本的な感染予防対策をしっかりと行い
一日でも早く終息することを願いもう少しの間、頑張りましょう。
高齢者に多くみられる症状として「味覚障害」があります。
味覚障害を引き起こす原因は様々ですが、その原因の一つとして
亜鉛の欠乏が挙げられます。
舌の表面にある味蕾(みらい)は味覚のセンサーとも呼ばれ
この中にある味を感じる味細胞から情報が脳の中枢へと伝わります。
味細胞は新陳代謝が激しく、10日程度で入れ替わります。
その際、たくさんの亜鉛が必要となります。
加齢とともに新陳代謝の機能は低下しますが
亜鉛が不足すれば更に代謝が衰え味覚も鈍ります。
最近では若者の味覚障害も増えてきています。
味覚障害を予防、解消するためには
しっかり亜鉛を体内に摂取することが大切です。
●亜鉛を多く含む食材●
<魚介類>アサリ・牡蠣などの貝類、うなぎ、ししゃも
<海藻類>昆布、ワカメ、ヒジキ、海苔
<肉類>牛肉、豚や牛のレバーなど
<豆・ナッツ類>大豆、大豆加工品、ゴマ、カシューナッツ、アーモンドなど
(日本訪問歯科協会 今日から始める口腔ケア 参照)