知覚過敏とは
2023年02月03日
知覚過敏とは、虫歯でもないのに冷たいものや歯ブラシの毛先が当たったときなどに感じる
一過性の痛みのことです。
通常、象牙質はエナメル質に覆われているので痛みを感じることはありませんが
様々な理由で象牙質が露出したり、歯根の部分が露出したりすると刺激が神経に伝達されやすくなり
知覚過敏が生じます。
原因としては、歯肉の退縮、歯の破折、歯ぎしりなどがあります。
露出した象牙質や歯根の部分を知覚過敏抑制の薬剤をすり込むことにより歯の神経への刺激の伝達が
遮断されて知覚過敏を軽減することもできます。
また、知覚過敏は一過性の痛みですが、痛みが比較的長く続くような場合やひどく痛む場合には
歯の神経に炎症が起きていることもあります。
できれば歯の神経は残しておく方が良いですが生活に支障が出るようであれば
歯の神経を取り除く治療をすることもあります。