当院が考える理想の矯正歯科治療 ~モジュール矯正~
理想の矯正歯科治療は、
「永久歯を抜かない」「器具はなるべく見えないようにする」、そして「治療は苦痛を少なく」
であると私たちは考えています。
幼児(4~7歳)のうちから、医師の管理のもとに治療をはじめることで、永久歯を抜くことなく、きれいな咬み合わせを育成することは可能です。
モジュール矯正は、床矯正後や混合歯列期から開始する矯正治療法で、臼歯部の傾斜や前歯部の叢生、捻転などを修正し、正しい歯並びに誘導していきます。装置が歯の裏側に設置されているので外からも目立ちにくく、柔軟性のある細いワイヤーを使用するため痛みもほとんどありません。またワイヤーの長さを自由に変えることができるので、顎の成長・発育を阻害することがありません。
モジュール矯正 治療例
永久歯を抜かない咬合誘導と育成法
私たちは、「歯列は舌の筋肉の発達によって発育する」というメカニズムを基本として「健康を維持できる歯列と咬み合わせ」を目指した矯正治療に取組んでいます。
幼児の時からゆっくりと治療をおこない、永久歯になった時に、きっちり咬み合った状態に育成・誘導します。永久歯を極力抜かずに治療し、3D装置などの目 立たない器具を使用し、お子様の心身にあまり負担をかけずに治療を終えることができます。
永久歯になってから治療を始めるお子様(10歳過ぎ)でも、ケースによりますが、できるだけ永久歯を抜かない治療も可能です。
お子様の歯並びや咬み合わせの異常に気づき、治療をお考えの方は、この治療法を当院に一度ご相談ください。
これからの歯の矯正のポイント
● 不正咬合は予防できる
● 見た目の美しさ(審美)はあたりまえ
● いかに健康を目指した歯並びと咬み合わせを作るか
● あごや歯列の発育の本当のメカニズムを知り、早期治療によってその発育を手助けして、不正咬合を予防する
● 永久歯はできるだけ抜かないで治療する
● 3歳までは、脳の発育も考え、絶対に矯正器具を使用させない
● 矯正器具は見えないもの、簡単で苦痛の無いものを使用する。外側から見える細かい器具を使用する場合は永久歯になってから
● 舌の筋肉をつけるために具体策として「指しゃぶりをさせる」「おしゃぶりを吸わせる」「ガムを咬ませる」
お子様の年齢に応じて手がけたい不正咬合の予防
乳児期(0~3歳)の場合
● 矯正器具の装着や虫歯の治療は絶対にしない
● 「指しゃぶり」や「おしゃぶり」をさせる
● 3歳になったら、指しゃぶりやおしゃぶりからガムを咬ませることに移行する
幼児期(4~6歳)の場合
● あごの骨が異常になる不正咬合(前歯や奥歯の反対咬合)だけは積極的に治療を始める
● 不正咬合のない場合には、ガムをどんどん咬ませる
● 舌の根元の筋肉作りのトレーニングをさせる
学童期(7~12歳)の場合
● 歯列の発育を歯科医が手助けする
● 永久歯を抜かないで並べるための誘導をしていく(3D装置を積極的に使用する)
● 舌小帯の未吸収がある場合は切開する
● トレーニングにより、舌の根元の筋肉作りをつづける
中学・高校生(13歳以上)の場合
● 永久歯だけの不正咬合に対して、一般的な矯正治療法としては、永久歯を2〜4本抜いて並べる方法がとられるが、できるだけ歯を抜かない方法で治療する
● その人の舌の筋肉がこれまで順調に発達し、それによって歯列が正常に発達していたなら「本来こうであったはずである」という咬み合わせを目標に治療を行なってゆく
不正咬合の予防・非抜歯治療に使用する矯正装置
当院では「できるだけ歯を抜かずに、目立たない器具で治療する」ために効果的な、3D装置を主体とした治療法を研究しています。
3D装置(3Dモジュール矯正システム)
歯列の内側(舌側)に一定期間つける装置です。
目立たず、1本1本の歯に器具が固定されていないので、歯列の発育や成長を 妨げることがありません。
乳歯と永久歯がまざりあっている時(混合歯列期)からでも行うことができます。また永久歯になってから治療を始める場合でも、この装置を用いることで歯 を抜かない治療が可能な場合もあります。
3Dリンガルアーチ
3Dクワッド・ヘリックス
3Dマルチ・アクション (3Dクワッド・アクション)
床矯正装置
早期治療の矯正に使用する可撤式装置で、歯列の成長発育を助けます。