入れ歯に歯石??
2024年05月08日
桜の季節も終わり、新緑がきれいな季節となりました。
いろんな景色を見て季節の移り変わりを楽しみましょう。
歯科医院で検診を受けたときなど、歯石が付いていると言われたことがある方も多いと思います。
お口の中にいる菌が歯の表面に付着し増殖したものをプラークと言います。
簡単に言うと生きた口腔内細菌の塊です。
プラークの中にはおびただしい量の細菌が生存しているという事です。
このプラークが磨き残しなどにより、固まった状態のものが歯石です。
歯石は入れ歯にも付着することをご存じでしょうか?
入れ歯は人工の歯なので虫歯にはなりませんが、お口の中に入れていると細菌が付着し
ご自身の歯と同様に歯石が付いてきます。
また一度付いた歯石はブラシで磨いても取り除くことは出来ません。
歯石が付いたままの入れ歯は先ほどもお伝えしたように細菌の塊のため、不潔な状態です。
お口の中だけでなく、細菌は血液を介して体中を巡ります。
誤嚥性肺炎や動脈硬化、糖尿病を悪化させる原因にもなります。
歯石は歯科医院で専用の機械を使用し取り除いてもらう必要があります。
また毎日のお手入れをしっかりと行い、歯石を付きにくくし、清潔に保つことが大切です。
①食事の後は入れ歯を外し、ブラシを使いながら流水でしっかりと洗い流す
②1日1回専用の洗浄剤に漬け、除菌する
③使用前に流水で洗い流し、装着する
入れ歯もきれいに消毒し、清潔な状態で使用しましょう。