誤嚥性肺炎について
2018年11月16日
11月に入り寒さも増してきました。インフルエンザなどの風邪も流行りだす季節ですが、手洗いうがいをする、人混みに出る時はマスクを
するなどの予防はしましょう。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、年間を通じて発症しますが、特に秋から冬にかけて大流行します。
感染力が強く、医療施設や高齢者施設などでの集団感染も多発します。
主な症状は、下痢や嘔吐などでの胃腸炎ですが、肺炎を併発すると死に至ることがあり、特にノロウイルスによる肺炎の多くは、
嘔吐物などが気管から肺に入って引き起こされる誤嚥性肺炎であるそうです。
高齢者は、加齢によって嚥下機能が低下しているため、ただでさえ誤嚥しやすい状態です。
口腔ケアを行い、お口の中を清潔に保つことは、誤嚥性肺炎を併発するリスクを減少するためとても重要です。
・歯磨きやうがいなどで、口腔内の細菌数を減らしお口の中を清潔に保つ。
・入れ歯は、専用の洗浄剤を使い清潔に保つ。
・食事の時は、上半身を起こして食べさせてあげたり、食べ物にとろみをつけて飲み込みやすくし、誤嚥性を防ぐ工夫をする。